はじめまして
中学2年生の夏、私は初めてブログとやらに手を出した。
理由はいろいろあるみんながやってるから乗り遅れたくないとか、楽しそうだからとか…
今思えば思春期真っ只中の私は自分を表現する場を新しく見つけたかったのかもしれない。
なんてことは、硬派を良しとして10数年育ってきたの私の苦しい言い訳だ。
その頃ブログを始めた本当の理由は単に、気になるあの子に誘われたからだ。
尊敬する先生に公開日記なんてバカバカしいって言われても、両親にばれようものならなんて言われようかとビクビクしていても、
その夜、いつもの学習塾の帰り道、あの子との帰り道、初めてブログという文化に触れてみたのは浮ついた気持ちによるものだった。
がしかし、
そこは愚かで引っ込み思案の中学生。
何を書いたらいいのか、何を書いても平気なのかがなにせわからない。
浮ついた気持ちで始めたブログだったのだがとにかく筆が進まない。なんたってクラスのみんなも、況してやあの子も見ているブログだ。余計なことは書きたくないし、面白くないことは書きたくない。
過剰な自意識で構成された耐え性のない中学生には、どこまでも上がっていくハードルを見上げるより他なく、代わりに投稿頻度は下がっていった。
そうして私の第一次ブログ人生は終焉を迎えた。
え?気になるあの子とはどうなったかって?
それは今始まった新たなブログ人生のどこかで触れるかもしれないからここでは控えておくことにしよう。
ここまで私の愛くるしい黒歴史を惜しげもなく明らかにしてきたのだが、わたしが今回書きたかったのはなぜ今回このブログを始めたかということだ。もっともあまりにありきたり過ぎて書くまでもないのかもしれないが辛抱してほしい。
断じて気になるあの子が・・・なんてことではない。(だからといってどうというわけではないのだが)
というのも、この特殊な環境、つまりはコロナ禍にちょうど1年ほど身をおいてきて、「今過ごしている日常は近い未来(と信じているが…)の非日常になるんだろうな」とふと感じることがしばしばあって、自分の言葉で今感じていることを書き記したいと思ったのだ。
ね?すっごくありきたりでしょ?
じゃあこんなつまんない文章を他人様にみせんじゃねーよ!近所の本屋さんでお気に入りの日記帳でも買ってきて一人で楽しんどけよ!
といったツッコミが聞こえてきそうなものだ。もっともだと思う。
正直、自分もなぜ日記帳に飽き足らず、ネット上で意見を表明しようと思うのかはっきりとはわからない。
でも、ネット上なら大声出すのに「不織布マスク」しなくていいから
なのかなと今は思う。それもまた変わると思う。
これからきっとこのページは気まぐれで文体もバラバラの飾り気のないらくがき帳みたいになるだろう。でも、思ったことを思ったまま思ったときにマスクなしの自由な演説を披露できたらと私は思う。